東北旅行記、人間より猫の数のほうが多いことで有名な石巻市の田代島に約2年ぶりの上陸です。
石巻から田代島へは片道1,200円。
約45分ほどで島南部にある仁斗田港に到着。
船着き場は以前とは異なる場所になっていた。
島の猫には餌やりをしてはいけません。
第一島猫発見!
以前のフェリー乗り場を見てみることに。
防波堤と道路との段差が1mぐらいもついている。
道路自体もひび割れがひどい。
これは前回訪れた際にとった写真。
フェリーを降りるとすぐに猫が水を飲む姿が見れたのだが、
右側の岸壁は地盤沈下でほぼ水没、左側にあった待合室も流されてしまった。
中央の観光案内図の赤い支柱だけが、ここが島の玄関口だったことを示すのみ。
公衆トイレがあったところは復旧工事中。
こちらは毛繕い中。
仁斗田港から島北部の大泊集落に続く道。
大泊集落が見えてきた。
大泊の船着き場もやはり地盤沈下して嵩上げされていた。
こちらは前回訪れた際に、その船着き場から大泊集落をとった写真。
今回。
前回はすぐに引き返してしまった大泊集落を登ってみる。
ここに建物が立ち並ぶことはもうないのだろうか。
このあと地元の方3人(おじさん・おばさん・お兄さん)が道端でお茶をしているところに出くわす。
「お兄さん、どこから来たの?」と話しかけられ、「群馬の前橋ですー。」と答えたら、
「あー、あのあっついところね!ここは涼しくていいでしょう。」と言われてしまった(笑)。
「この島に来たの2度目なんですよ、地震の半年前に。」と話したら、
「そうかい、何もなくなっちゃたろう。元々何もなかったけどさ。」とおじさんが自虐的に返す。
震災当時の話も聞いてみたら、
「翌日には(石巻)市役所の人間がヘリで来たけどさ、『こっちは大丈夫だけど本土はどうだ?』と聞いたら、
そいつ涙目になりながら帰ってったよ。」とか、
「アメリカ軍も来たけどさ、さすがアメリカ、真っ先に下ろした救援物資がペプシコーラだったぜ!」
「コーンフレークもヤツら置いてったけど、牛乳ねえのにどうやって食うんだよwww」
と、おじさんとにかくキワドい話ばかりしてくれた。離島暮らしで多少の不便さには慣れていたからだろうか。
以前は大泊集落から島の西側を周る道が、草ぼうぼうの廃道状態だったのだが、
復旧に来た市役所職員に「ついでだから草刈っといて」と頼んで、通れるようになったらしい。
その道を通ると南国チックなきれいな海が見れるよ、とお兄さんがスマートフォンでとった写真を見せてくれた。
せっかくなのでその道を歩いて行くと…。
確かにきれいな海!どう見ても植生は東北だがw
しかし海が見えたのは最初ぐらいで、あとは時々追突してくるセミやトンボに怯えながら山道を歩いた。
どこにも不届き者は居るもんだ。
どのくらい歩いたかわからないのでGoogleマップを見るも、道が地図に載ってない(そりゃあ廃道状態だったからね)。
地図ロイドってアプリで国土地理院図を見ることができて一安心。
いざというときのためにみんなも地図ロイドインストールしといたほうがいいよ。
これはよいヘアピン具合。
大泊集落から50分ぐらいで島南端のマンガアイランドに到着。
マンガアイランドにはネコ型ロッジが並ぶ。
持ち込んだビールをプシュ!
あの日に失われたものは多いけど、この絶景は変わらなかった。
この島では本当に猫が大切に扱われる。
島中央部の廃校跡。ここにU.S. ARMYが降り立った。
猫神社に到着。
ウチのおてんば娘(猫)がいい子になりますようにとお願いしておいた(笑)。
なかなか目を合わせてくれない。
美猫ちゃん!
仁斗田集落に戻ってきた。
こちらの集落も流されてしまった家屋がある。
何か食べるものあるかなぁ?
この写真のどこかに猫が隠れています。どこでしょう?
ここにいました。
家族サービスでお疲れのお父さんの下に。
そういえば、前回訪れたときはフェリーを降りた途端に猫が入れ喰い状態だったが、
今回は心なしか海に近づく猫が少ない気がした。
集団おねだり中。
漁師さんに近づいていったら…、
ごはんもらえました!
空、山、海、猫。
帰りのフェリーが到着。
ありがとう田代島!また何度でも来るぞ!
フェリーの中で読んだ本。東北力を強化!
昼ごはんを食べようとしたら後ろの席のおじさんが「いいもん見せてやるよ!」と言って箱を見せてきたので、
何だと思ってフタを開けてみたら、カブトムシが20匹ぐらいウジャウジャ入ってた。
「孫に見せてやるんだ~。」とおじさん嬉しそうに話してくれたが、俺の食欲は失せた。
その⑤に続く。
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